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続編とリメークが大好きです。

外人のneonwondergirlです。


「続編あるいはリメークを作るということは独創性に乏しい」と言われていますが、違います。芸術家が真面目に作りたい作品があれば、ストリーが「オリジナル」なのかは関係ないです。実際の「オリジナルストリー」というのも元々存在してないので、芸術家では自分の作品を全て「続編」か「リメーク」を呼ぶ人のほうが正しいです。「完全オリジナル」と呼ぶ人は嘘ついています。基づいたことは、自分と他の人の古い作品と、自分自身と、回りの人にあります。


続編とリメークがほとんどつまらない理由は、続編/リメークということ自体が悪い訳ではなく、映画を作ることが、他の芸術と比べて最近までお金かかりすぎて、続編/リメークを作られた理由は主に経営的意思決定であるからです。最近ハリウッドで作られてる映画は続編とリメークが非常に多いとよく言われています。それは本当のことなんですが、映画が好きな人にとってはそれより重要なのが、最近の多くの映画を作られた理由はブランドに基づいていることです。


お金出してる人たちは、映画だけではなく、CD、時計、車 など色んな商品に関わってるので、「スパイダーマンが面白いヒーロから新しく映画を作りましょう」ではなく、「スパイダーマンのおもちゃは今頃売れそうだから作りましょう」。リメークを作ることではなく、作る理由がダメです。当たり前なことかも知れませんが。


続編かリメークで面白い映画はたくさんありますね。個人的に気に入ってる作品は「キャット・ピープルの呪い」「ベイブ:都会へ行く」「スカーレット・ストリート」「マイアミ・バイス」(もとがテレビドラマ)「無間道鵺インファナル・アフェア2」などがあります。もちろんほとんどはブランドがあるから出来た映画だと思いますが、たまたまそれと関係なく、ちゃんと面白い作品になっています。



最近、ヴェルナー・ヘルツォークの「バッド・ルーテナント」(2009)が近所のレンタル屋さんに出ています。ニコラス・ケイジが主人公を演じる映画です。アベル・フェラーラという監督の「バッド・ルーテナント」(1992)のリメークです。とんでもなく不道徳な刑事の話です。


フェラーラの映画では、ハーヴェイ・カイテルが真面目すぎて主演を演じて、「リービング・ラスベガス」の真面目過ぎるニコラス・ケイジに似ています。


ヘルツォークの映画では全く違って、どっちかというと、昔のヘルツォークの映画の中のクラウス・キンスキーの陶酔したクラジーに似ています。


フェラーラの作品の中に出てくる悪徳はとんでもなさすぎて、高圧的にカトリック教訓的でした。そういう「主人公が色々悪いことして最後に罪悪から救われる」映画は基本的嘘だと思います。あまり意味のない作品でした。


ヘルツォークの作品でも、悪徳もとんでもなさすぎますが、楽しく見せられています。ケイジの演技がうまいですから、普通の暴力的な娯楽映画を見る時と違って、見てる側はとんでもなくひどいことで楽しんでる自分を気づきます。「こんなにひどいことは楽しい訳ないじゃん!」と思いながら楽しみ続けます。いや、本当に楽しいです。映画館で一人で爆笑していました。


米国のニューオーリンズが舞台です。ヘルツォークはどのぐらいニューオーリンズ知ってるか分からないが、多分たまたまの舞台で、町の歴史と、住んでいる人々とは映画が深く関係していないと思います。しかし視覚的だけは多くのドキュメンタリーを作っているヘルツォークはニューオーリンズをとても美しく撮影しています。


ドキュメンタリーを作ってる経験は、ほとんどのシーンに出てる気がします。俳優がいきなり以外な場所から登場する(ネタバレなのでどこからか書きませんが)ところは、脚本の中には書いていなく、現場についてからヘルツォークが場所をちゃんと見て考えただろうと、勝手思いました。そういうのたくさんありました。「撮ってる人はちゃんと見て、実際にあるもの/ことを伝わってくれている」というかんじがしました。後ろの背景に窓の外側に水が少しだけゆっくり垂らしてる。。。。などなど。。。



いよいよ、「エレクション 死の報復」(2006)も見ました。

「エレクション」(2005)の続編です。 

映像も人間関係もずっと面白いですし、1回目はストリーのために見て、2回目は映像のために見てたら絶対飽きないです。監督はジョニー・トーです。



相当わがまま言おうと思えば。。。小説家のエミール・ゾラみたいに全て作品が関係している監督が出てくるの楽しみしています。もちろん作るのに出演する人たちの都合とか年齢は問題になって来ると思いますが、映画を作るのがこんなに安くなったので、逆に、でかい会社の続編/リメークが増えてると同時に、安くて小ちゃい映画でも続編とリメークもこれから増えるでしょうか。


世界どこかいくつかの場所でそれを毎日ずっと地味に頑張ってる人たちが既にいる気がします。


見たい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







| 馬橋映画祭実行委員 | - | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
第7回馬橋映画祭やる方向で?
 どうも、馬橋映画祭実行委員のすっちーです。
皆さん、夏バテしてませんか?自分はヘロヘロのヨロヨロです。
とにかく店が暑い!エアコンがない!サーキュレーターの音がうるさい!
夏って本当にしんどいっすね。

でも梅雨よりはすきですね。
なぜか梅雨になると頭が痛くなって、一日中眠気が抜けません。
そんな梅雨も、今週で終わりましたね!、

やったーーーーーーー!

夏といえばやっぱり映画の撮影ですよ!

そしていよいよ次回の馬橋映画祭もやることになりました!たぶん…
今年の夏も「大人の宿題」をやってください!たぶん…映画祭やりますので。

そして秋の発表にご参加ください!
よろしくお願いいたします!

クリックで挿入

撮影場所、小道具のご相談は二木商店にご相談ください。
もちろん普通の買取、処分やってます。
リサイクルショップ 二木商店
中野区野方5−30−3
03ー3330ー2530
どうぞよろしくお願いいたします!

写真は店の前で会議中の実行委員です。

| 馬橋映画祭実行委員 | - | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
[週刊マバコラ] 夏の色
なんだかんだでいつもテンパり気味のコジエです

天然パーマでもないのにあだ名が「てんぱ」とかになったら
きっと、ものすごくいたたまれない気分なんでしょうね。
なんだかアタマが悪そうなあだ名だし・・・

それにしても暑い!

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがありますが
自分の場合は「「夏が終わると暑さを忘れる」といった感じで
毎年、夏ってこんなに暑かったっけ?と首をかしげています。
嗚呼、あだ名に関係なくアタマが悪いことがバレてしまう・・・

そんな暑い夏ですが、じゃあ嫌いなのかと聞かれると
まったくそんなことはなくて、むしろ好きな季節です。

これが解答!(最後まで読めば意味がわかりますよ)

3回目の映画祭で「Jam Karet」という映画 (とは名ばかりで
完全にスライドショー) を作りましたが、その作品の題材と
なったバリ島には、かれこれ10回以上も旅行しているので
なぜ同じ所に何度も?バリの魅力は?とよく聞かれます。

「子供の頃の夏休みがずっと続いているような場所だから」

これがずいぶん長いこと悩んで導き出した答え。

一番好きなバリの写真です

夏になると開放的な気分になったり、高揚感を持つ人が
多いと思いますが、自分の場合それらに加えて何故か
なんともいえないノスタルジックな気持ちになります。
それがたまらなく好きなんですけどね。

時が過ぎて小さな出来事は記憶から消えてしまったとしても
あの頃に感じた贅沢すぎる自由さや楽しさといった感情、
五感すべてで感じた "本物" の夏の感触といったものは
強烈な体験として記憶とは別に残り続ける気がします。

それと同時に、どんなに努力しても、お金があっても
あの頃と同じ夏は二度と経験出来ないと知っている
ちょっと大人になった自分に気付きます。

失った場所や景色
過ぎ去っていった年月


このノスタルジックな気持ちはその辺りから
生まれてくるんだろうなと最近になってやけに納得。

川の音と遠くを走る電車の音しか聴こえません


故郷は遠くにありて思うもの、そして哀しく詠うもの・・・

そのとおりだなとずっと思っていた山梨での生活も
早いものでひと月が経過しました。

ある朝、庭に出て空を眺めながら目覚めの一服。
この朝の空気はどんな言葉でなら伝わるだろうかと
考えた時に思い浮かんだのはこんな言葉。

こちらの朝は、曇ったウブドです

あの頃の夏を求めるように幾度となく旅したバリ。
毎回滞在している、山の中にあるウブドという村で
遠い過去の、遠い故郷を感じていた。

そして今、東京から電車で2時間の故郷に
遠い外国でしか味わえないと思っていた
懐かしい夏を見つけた。

朝6時頃に叩き起こされるからこそ見られる風景です


前回書いたホタル祭りには結局行きませんでした。
うっかり20年ほど忘れていたのですが驚きの事実。
さて寝るかと灯りを消して何気なく窓の外を見てみたら
庭のあちらこちらで淡いホタルの光がゆらゆらと・・・

わざわざ見に行く必要ないじゃん!

なんだか懐かしいけど新しい
リアルな今年の夏です。


空気がわかる写真っていいっすよね


そろそろお別れの時間です。(ってナニ気取りだ?)

本日のお別れソング

晩夏(ひとりの季節) 荒井由実 1976年


梅雨明けもまだなのに「晩夏」で申し訳ないのですが
みなさんはこの歌詞に出てくる空の色を
ちゃんと思い描くことが出来ますか?

空を見上げるなら見るたびに表情を変える
夏の空がオススメですよ。


この井戸の冷たい水が最高においしかったこと今更気が付いた(けど時すでに遅し)


みなさんにとって今年の夏が素敵な過去になることと
映画という記録になることを願って。


コジエ


【お詫び】
諸事情により先週の「馬橋コラム」が未更新となったことと
今回の更新時刻が大幅に遅くなりましたことを
心よりお詫び申し上げます。

| 馬橋映画祭実行委員 | [週刊] 馬橋コラム | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |